アトピー スキンケア

アトピーを完治させるために必要な体質改善って具体的に何するの?

アトピーになった場合、最終的に目標とするべき到達点は体質改善です。アトピーというのは、元来の意味はアトピー体質と言って、アレルギーを引き起こしやすい先天性の体質という意味です。薬などによって、症状を緩和するのは、あくまで対処療法に過ぎません。治療とは言えないのです。アトピーを治すというのは、体質そのものを変えなくてはいけないのです。そのためにはどうすればいいのかについて今回は考察します。

体質を改善するために必要なのは、生活習慣の変化です。それと同時に、身の回りの道具も変える必要があります。大げさなことを言えば、生活していくうえで必要な行為すべてを見直すことが必要なのです。

まず、寝具です。睡眠は人間の生活に不可欠な要素であり、かつ、一日の行動の中で一番汗をかく行為です。汗をかくのは、アトピー患者にとって重要な意味を持ちます。デメリットでは、かゆみを引き起こす原因ですが、自律神経に異常をきたすアトピー体質にとって、汗を通常通りに分泌することができる体質に戻す絶対条件です。寝具はダニアレルギーの原因にもなりえます。アトピー体質の場合、皮膚のバリア機能が低下しているので、ダニなどのアレルゲンを防ぐことができないのです。そのため、寝具の材質は、汗をこもらせない性質のものを使うと同時に、頻繁に干して、ダニを繁殖させないことがアトピーを改善する一歩になるのです。

次に食事です。アトピーの体質改善を語る上で最も重要なのが食事です。アレルギーとも密接に関わる食事ですが、糖尿病などのような厳しい食事制限があるわけではありません。ですが、体の体質そのものを変えるとなると、それなりに守るべきことが出てきます。まず、揚げ物の摂取は大幅に制限されます。正確には、揚げ物の調理に使う油が、アトピーの症状を悪化させるのですが、これを防ぐには、揚げ物を食べないようにするしかありません。加えて、肉類も動物性タンパク質を多く含むので、制限の対象になります。動物性タンパク質もアトピーの症状に悪影響を及ぼします。そして、乳製品も制限の対象になります。摂取するのを推奨される食材は、青魚類、海藻、野菜(特に冬野菜)、果物、ビタミンBを多く含む食材です。食習慣を改善することでアトピーの症状は飛躍的に良くなると言われています。

そして、最後に運動です。定期的な運動は、汗をかくことができる体質になるために欠かせないものです。そして、運動で汗をかいた時に同時に行うべきなのが入浴です。汗を素早く洗い流し、皮膚を清潔に保つと同時に、保湿を維持できる入浴は、アトピーの治療に不可欠です。

これらの生活習慣の改善でアトピーを治すための体質改善を行うのが、薬に頼らない本当の治療なのです。

皮膚の炎症を抱えている人の理想的なスキンケアとは何か

アトピー性皮膚炎の患者の肌は、通常の人の肌に比べて、刺激に弱く、乾燥しがちで水分を失いやすいとされています。これは、皮膚のバリア機能が働かなくなっているからです。このような場合、スキンケアには、細心の注意を払って行うことが必要になってきます。では、どんなことに注意すればいのかについて、ここでは、簡潔に説明していきます。

アトピー患者のスキンケアで一番優先すべきことは、肌の保湿を維持することです。乾燥から守ることも、刺激から守ることも、どちらも保湿によって守られています。アトピー患者がかゆみを訴える時も、皮膚が乾燥しているために外部の刺激に過剰反応してしまうのです。同時に、汗を放置しないことです。汗をかく事自体はいいことですが、放置すれば、細菌が繁殖して、かゆみを引き起こします。

アトピーのスキンケアにいいとされている成分はいくつかありますが、保湿の観点から代表的な成分をあげるならば、まず、セラミドの補給です。そして、一般人にもよく知られているコラーゲンを摂取することです。これらの成分は、皮膚の細胞を修復し、水分を回復する働きを持っています。また、保湿に特に効果的なのは、ヒアルロン酸です。ヒアルロン酸は、男性にはあまり馴染みがない名前ですが、この成分は、スキンケアの薬品の中でもトップクラスの保湿能力があり、皮膚への刺激も少なくアトピー患者に最適です。

また、保湿というと、風呂を利用することもひとつの手段として考えられます。確かに入浴には、保湿効果があります。汗をかいた場合に、入浴することは、衛生面から見てもいいことですが、長時間の入浴は、実は皮膚を乾燥させる効果があります。そのため、何度も入浴をしたり、長時間の入浴はアトピーにとってよくないのです。

それと並行して、肌に合った洗顔剤や石鹸を使用することが大切です。スキンケアといっても、大切なのは、こういったよく使うものであることが多いのです。よく使う何度の皮膚に接触するものだからこそ、自分の肌に合ったものでないと、炎症を悪化させる原因になるのです。刺激を少ないものを使うこと。これは弱酸性のものがいいでしょう。皮膚と相性がいいので、与える刺激が少なくてすみます。

顔や体の洗い方も重要です。やってはいけないのは、強くこするように洗うことです。アトピーの場合、皮膚が敏感なので、強く洗うと、それだけでかゆみが出てきてしまいます。なでるように優しく洗えば、十分垢を落とせますし、肌を傷つけることもありません。正しい知識を持って改善に努めることで、アトピー体質を克服できるのです。

油を使うのは全部ダメ?皮膚湿疹の人が摂取してもいい油とは?

アトピーの人にとって、油の管理は必須とも言えることがらです。油にはいくつかの種類があり、油すべてがアトピーにとってよくないというわけではありません。そこで、今回は、どんな油がアトピーにとってよくないのかということと、積極的に取るべき油はあるのかについて解説していきます。

まず、アトピーの人が取るべきでない油について説明します。サラダ油、ごま油、大豆油、ひまわり油、コーン油などが該当します。これらの油の共通点はリノール酸という成分を多量に含んでいることです。リノール酸は、体内に取り込まれると、最終的にプロスタグランジンというホルモン物質になり、これが、アトピーの炎症を増長する効果があるのです。物質の名前は長いので覚えなくていいですが、リノール酸というキーワードだけは理解しておくと、判断の基準になります。上述した油は、リノール酸を多く含んでおり、また、酸化しやすい特徴を持っているので、料理油の使い回しは危険です。

リノール酸は、アトピーの症状を悪化させるだけでなく、動脈硬化や、脳卒中、癌のリスクもあるので、アトピーでないからといって、摂りすぎはよくありません。このリノール酸は、油だけに含まれているのではありません。市販のスナックや乳製品、牛肉などにも多く含まれています。また、ドレッシングなどの調味料にも多く含まれています。アトピー患者が食事に気を使わなければいけない理由がここにあります。

では、摂取してもいい油とはなんなのでしょうか。それはαリノレン酸という物質です。これが多く含まれているのは、エゴマ油、オリーブ油(正確には、オリーブオイルは中立的な油です。良くもなく悪くもないということです)、シソ油、亜麻仁油です。このαリノレン酸という物質は非常に酸化しやすい性質を持っており、揚げ物の調理として使うのが困難です。アトピー患者が揚げ物の摂取を禁じられるのは、使える油がないことと、リノール酸と多分に摂ってしまうからなのです。

αリノレン酸には、アトピーの炎症を抑制する効果があります。このことから、油に対してどんな姿勢を取ればいいかということが分かってきます。揚げ物調理を避けつつ、リノール酸の摂取を避け、αリノレン酸を摂取するようにすべきということです。では、具体的にどんな調理あるいは食べ物を取ればいいのかについて説明します。

まず食べ物そのものの種類ですが、魚を中心にして野菜・海藻・果物を副食とすることです。魚に含まれるDHAやEPAはαリノレン酸を多く含んでいます。αリノレン酸が多く含まれるのは、冬が旬の野菜です。夏は魚、冬は野菜をたくさん摂ると、アトピーを改善できます。

調理方法ですが、基本となるのは焼く、煮る、蒸す、炒める、生、の五つです。ですが、リノレン酸は全て加熱に弱い特性を持っています。軽く火を通す程度ならいいのですが、出来れば、ドレッシングなどを作って、生で摂取した方が効率がいいです。最も効果的なのは、やはり魚から直接摂取することでしょう。魚は上記のどの調理法にも適していますし、DHAなどは、体内に吸収されやすいので、油を摂るときは魚からということを覚えておくとわかりやすいと思います。

汗は嫌!でも運動が必要。アトピーに対する運動のメリットとは?

アトピーの大敵とされてきた汗ですが、汗をかかないように過ごすのがいいのかというと、そうではありません。確かに汗をかくと、アトピーのかゆみが強くなって、その患部を掻いてしまい、症状がひどくなるという話はよく聞きます。だから、アトピーの場合は汗をかかないようにするべきなのだという理屈です。確かに一理あるかもしれませんが、事はそう単純ではないのです。今回は、汗が持つ役割と、アトピー患者にとっての運動の重要性について解説していきます。

汗をかかないようにすることよりも、汗をかく体質になる方が、長期的に見ればアトピー改善につながると考えられています。アトピー患者の場合、自律神経に異常があり、汗をかきにくい体質になっています。そのため、体温を下げることがなかなかできずに、結果として、かゆみがなかなかよくならないという悪循環に陥っています。そのため、重要なのは、効率的に汗をかくことができる体を作ることが必要なのです。

汗をかく体質にするには、段階的に行動をとることが大切です。いきなり一気に汗を出そうとして急激に激しい運動をすると、まだ汗をかくことがうまくできないのに体温が上昇し、熱中症や意識が朦朧として倒れてしまうことがあります。そのため、最初は簡単な運動から始めていくことを勧めています。

また、運動と並行して、入浴の重要性もあります。人間の体は入浴でも汗をかきます。ですが、入浴後にしっかりと汗を拭き取り、保湿を図る必要があります。運動は最初の頃はウォーキングや軽いジョギング、サイクリングなどが有酸素運動で理想的です。一日20分から30分ほどでいいので、毎日続けることが大切です。そして、気をつけるべきことは、汗をかいたら、こまめに拭き取ることです。

アトピー患者におすすめするのは、朝に運動して、すぐに入浴することです。室内にいるときは、室温を下げすぎないようにすることです。汗をかくことを想定し、外出時や運動時にタオルを持ち歩くようにしましょう。入浴後は体をしっかりと拭き取り(ただし刺激に弱いので強くこすらないように)、保湿剤を使用します。そうして、徐々に汗をかける体質に変えていくことが、アトピー治療につながります。

犬のアトピーはどうして起こるの?その原因と治療について

人間のアトピーと同じように、犬にもアトピーの症状が現れることがあります。犬のアトピーといっても、原理的には、人間のアトピーと同じです。そこで今回は、犬がなぜアトピーを起こすのかについて軽く触れたあと、どのように対処するのかについて解説していきます。

犬がアトピーを引き起こすと、通常はかゆみとなって現れます。アトピー犬は、その部分をよく掻くようになります。皮膚の一部分だけ、掻き毟ったような跡がある場合、アトピーが発症している可能性があります。ただし、それだけで、すぐにアトピーだと決めつけるのは早計です。皮膚にかゆみが発生する原因は、アトピー以外にも沢山有り、どうしてそうなったかを突き止めることが大切です。これは、人間の場合も同じことです。一般的にアトピーになる犬には特徴的な症状がいくつか出てきます。それを飼い主がきちんと見分けることが大切です。

アトピーになった時に、よくあらわれる特徴を紹介します。アトピーの症状があらわれやすいのは、皮膚の薄い場所です。具体的には耳、目の内側(人間でいう目頭)、両足の付け根と足の先、下腹部あたりに強いかゆみが出てきます。当然ですが、犬は飼い主にかゆみを伝えることはできないので、患部を掻いたり舐めたりします。定期的に、犬のその部分を飼い主がチェックして、アトピーかどうかを確かめることが必要になってきます。

アトピーかどうか確かめる別の方法もあります。それが合併症のチェックです。犬がアトピーにかかった場合、何も治療しないと、高確率で合併症を引き起こします。その中で特に多いのが膿皮症です。膿皮症の症状はアトピーの症状に似ていますが、患部に赤い湿疹ができ、かさぶたなどが現れるようになります。この場合、アトピーをまず疑うべきでしょう。

アトピーになった場合、まず最優先するのは、アレルゲンを特定することです。要するに何に触れると、かゆみが出てくるのかを突き止めるのです。ダニや花粉、ハウスダストといったものが通常アレルゲンになりやすい物質ですが、中には、特定の食べ物によってアレルギー反応を起こす場合も有ります。原因を特定し、それに触れないようにするだけで、犬のアトピーをかなり症状が緩和されることが多いです。

また、症状がひどい場合、あるいは、かなり進行した場合、具体的な治療が必要になってきます。体に付着しているアレルゲン物質を洗い落とし、犬が普段いる場所を清潔にします。室内犬であればダニやハウスダスト、屋外犬であれば、花粉対策を施すことが必要です。加えて、薬物による治療も行うこともあります。アトピーによるかゆみの原理は人間とほぼ同じです。要するに、本来無害であるはずの物質に対して、過剰に防衛機能が働き、その過程で、かゆみや炎症を引き起こすのです。そのため、投与する薬も、人間と同じステロイド薬や抗ヒスタミン薬になり、免疫機能を抑制します。ですが、これは症状を一時的に抑えるものに過ぎません。重要なのは、アレルゲン物質に触れさせないことです。

アトピー患者が砂糖を取りすぎるとどうなるのか?その危険性を説明

アトピー体質の人や、アトピー性皮膚炎になった時に医者からよく指導されることのひとつに、甘いものの摂取は可能な限り避けてくださいと言われることがあります。小さい頃からアトピーであれば、甘いものを摂らない習慣が出来てるのでさほど苦痛ではないのですが、アトピー性皮膚炎を発症した場合などは別です。いきなり途中から、甘いものの厳しい制限を受けると、今まで普通に食べることができていたのに、突然それがほとんど食べられなくなるので、非常に強いストレスを感じるようになります。

甘いものを避けるように言われますが、具体的には、砂糖を多く使った食べ物を避けることを指導されます。なぜ、アトピーになると砂糖を摂ることがそんなに厳しく制限されるのでしょうか。ここでは、砂糖がアトピー患者に与える影響について説明します。

砂糖といっても、問題の焦点になるのは白砂糖です。そのため、白砂糖のみに限定して話を進めていきます。白砂糖は、体内で消化するに、ほとんど時間をかけません。つまり、摂取した瞬間に吸収されるのです。一見すると、消化に手間がかかる食べ物より消化器官に負担がかからずに良いように思えますが、白砂糖の主成分は言うまでもなく糖分です。糖分は、人体に吸収されると、まず血液中に溶け出します。これによって、血液中の血糖値が上がります。血糖値が上がれば、人体はインスリンを分泌して、血糖値を下げようとします。インスリンは、すい臓の他、各消化器官に強い負荷を与えます。

また、アトピーの場合、タンパク質を過剰に摂取するとアレルギーを引き起こすと言われています。アトピー患者でも、通常の場合であれば、タンパク質などの大きい分子物質は直接吸収することはありません。小腸のバリア機能があるためです。そのためアレルギーを引き起こすことはそうそうありません。ですが、糖分や炭水化物を大量に摂取すると、小腸のバリアにダメージを与え、タンパク質の吸収を防ぎきれなくなります。そして、小腸が炎症を起こすと、通常は直接吸収されないはずのタンパク質も吸収してしまい、アレルギーの原因となるのです。

これらのことから、糖分はアトピーの炎症、かゆみを引き起こすため避けるべきであると言われているのです。また、アトピーの患者の大半は自律神経をうまくコントロールできない特徴があります。かゆみが現れるのは、疲れた時や寝るとき、つまり、副交感神経が活発になっている場合です。白砂糖の成分には、副交感神経を活発にする効果があります。つまり、白砂糖を含む食品を口にすると、体のかゆみが現れるリスクがあるのです。

頭皮が痒いのはなんで?皮膚湿疹の前兆?自己診断方法の紹介

頭皮にかゆみが出てきたという悩みを抱えている人は、その大半が脂漏性皮膚炎という症状に該当します。今回は、頭皮に湿疹やかゆみが出てきた場合に、その原因を考えるとともに、どうすれば症状を改善することができるのかについて考察していきます。

頭皮にフケやかゆみが急激に増えた場合、脂漏性皮膚炎の可能性が最も高いです。皮膚科に行くのが確実ですが、アレルギー症状が併発した場合はアトピー性皮膚炎。特定の物質に触れた結果、湿疹のような炎症を起こした場合は接触性皮膚炎。そして、特にそれといった症状がなく、単純にかゆみが出て、湿疹やフケがあらわれた場合は、ほぼ大半が脂漏性皮膚炎です。

脂漏性皮膚炎になる原因として、代表的なものは、汗の過剰分泌、頭を洗う時に使用しているシャンプー及びリンス・トリートメントの拒絶反応、ストレスによる炎症といったものが挙げられます。また、生活習慣の乱れでも頭皮湿疹の原因となる事例が報告されています。

次から説明するこれらの治療は、あくまで対処療法に過ぎません。原因を特定することが重要です。汗の過剰分泌に対しては、汗をかくことをやめるのではなく、すぐにシャワーを浴びたりして、頭部を清潔に保つことが大切です。また、それができない場合でも、汗をかいたままにしておくのはよくありません。脂漏性皮膚炎ならまだしも、アトピー性皮膚炎だった場合、汗を放置すると、症状が悪化するばかりでなく、非常に強いかゆみをもたらす場合もあります。頭皮に汗をかいた場合は、ハンカチやタオルで速やかに拭き取りましょう。使う素材は、吸水性に優れ、皮膚への刺激が少ない綿がいいでしょう。

使っているシャンプーやリンスが原因と思われる場合、銘柄を変えるのが手っ取り早いですが、髪の毛の洗い方に問題があるケースの方が多いです。髪の毛を洗う上で一番時間をかけるべきなのは、最後のシャンプーあるいはリンスを洗い落とす部分です。これらの液体が十分に洗い落とせていないと、皮脂がたまりかゆみの原因になります。また、洗っている時に爪を立てて力を入れて洗う人がいますが、これもよくありません。頭皮を傷つけるだけでなく、汚れを落とすのはもみ洗いが一番適しているからです。理想は、指の腹で頭頂部に向かって全体を軽く揉むように洗うようにすることです。力はそんなに入れなくても十分汚れは落ちます。

最後にストレスですが、これは、ストレスの原因を排除するのが理想ですが、例えば人間関係がストレスの原因だったりすると、それを排除するのは困難です。ストレスを発散する方法を見つけましょう。趣味であったり、スポーツ、旅行など、なんでもいいのでストレスを溜めこまないことが重要です。特に現代はストレス社会と言われています。ストレスの溜めすぎは、頭皮だけでなく精神面にも悪影響を及ぼします。効果的にストレスを解消できるようにすることは、現代人の義務とも言えることでしょう。

自宅で出来る!アトピーの簡単治療法と生活上の注意点

アトピーの治療を調べる上で、必ず注意すべきことがあります。それは、インターネットで紹介されている、治療プログラムを安易に信用しないことです。これらは、アトピービジネスと言ってほぼ確実に詐欺の可能性があります。基本的な手口は、誰でもできる・簡単・手軽などの謳い文句を使い、高額商品を売りつける方法です。アトピーの辛いかゆみを治せるといった弱みにつけこむ方法が主流です。そのため、簡単に信用せずに、専門医に相談するべきでしょう。

ですがそうは言っても、現実問題かゆみがひどくて如何ともしがたいという人もいると思います。そこで今回は、自宅療法の観点から、私生活でアトピーの症状を抑えるのはどうすればいいかについて解説していきます。なお、ステロイドについて触れません。あくまで、薬に頼らずに症状を緩和する方法について考察します。ここでいうアトピーとは、アトピー性皮膚炎についての狭義的意味で使用しています。合併するアレルギー症状についても割愛しています。

アトピー患者の私生活での目標はアトピー体質自体を治すことになります。アトピー体質そのものを改善し、アレルギを起こさないような体に戻すことが最も重要なテーマになります。

まず、汗についてです。アトピー患者は運動をしてはいけないと考えている人がいますが、大きな間違いです。適度な有酸素運動は、体質改善に必須です。ただし、極端な運動や激しい無酸素運動は禁物です。アトピー体質の人は自律神経に異常があることが多く、発汗量をコントロールできない、もしくは汗が著しく少ない場合があります。汗はかくこと自体はいいことですが、放置してはいけません。汗をかいたら迅速、かつ、こまめに拭き取ることです。汗の成分は、かゆみを引き起こす原因となるためです。汗をかくこと行為は、体の自律神経を調整する役割があるので、問題ないのですが、汗の処理ができていない人が多いのです。

服の洗濯は、合成洗剤を使ってはいけません。合成洗剤に含まれる界面活性剤は、皮膚表面を損傷し、バリア機能を無効化して有害物質を体に侵入させてしまいます。その結果、新たなアレルギーを引き起こす原因になります。洗濯は可能な限り石鹸や合成洗剤以外の洗剤を使用しましょう。

使用する寝具は、通気性に優れるもの、理想は綿、麻等の繊維質の素材です。避けるべきものは羽毛、羽根布団、ホコリを立たせる素材もNGです。また、布団よりもベッドの方が睡眠時にホコリを吸い込むことが少ないのでオススメです。そして、寝ているときは汗をかきやすいので、タオルや着替えを用意しておくことと、寝具はダニの温床になりやすいので、こまめに干すことです。

そして最後に食事です。食事は、アレルギーの発症リスクを含んでいるので、原則として同じものを食べ続けないこと、動物性タンパク質を取り過ぎないこと、乳製品を控えることの3点です。当たり前ですが、朝、昼、夜の3食を決まった時間に取ることです。これは、体内の自律神経を整える効果があります。

身近なところに皮膚炎の原因が!洗剤が皮膚に与える影響

アトピーの原因には内的要因と外的要因という2つの原因があります。内的要因とは、アトピーになる患者自身が持っている原因のことで、生まれつきの体質、遺伝、アレルギーなどのことです。外的要因とは、外部から与えられるものによって、アトピーが発症するというものです。ダニ、汗、カビ、といったものや食べ物もこちらに分類されます。今回テーマにするのは、この外的要因の一つである洗剤についてです。

洗剤の中でも、特に重要なのは合成洗剤です。1970年代に日本のエネルギー産業は、石炭を原料としていたところから、石油を原料とする産業へと変化してきました。1970年代まで、アトピーの患者というのは非常に少なく、珍しい病気でした。しかし、この時からアトピー患者数は急激に増加してきます。その背景には、家庭に石油を原料とした合成洗剤が普及し始めたことがあります。ですが、当時、皮膚科の医者の多くは、合成洗剤の使用と、アトピー発症の因果関係を認めませんでした。原因を特定できるだけの統計データがないことも一因でしたが、依然として、外的要因よりも内的要因の方が重要だと考えられていたのです。

そうした背景もあり、加えて、この時期に画期的な薬が使えるようになったことも大きな原因です。ステロイド薬です。炎症を鎮めることに大きな効果を発揮するこのステロイドの登場によって、合成洗剤が皮膚に与える影響について十分な議論がなされなかったのです。

では、具体的に合成洗剤を利用すると、アトピー患者にどのような悪影響があるのでしょうか。合成洗剤には界面活性剤という成分が含まれています。洗濯する衣服に付着した汚れを取り除くのがこの界面活性剤の役割なのですが、これが人体に影響を与えるのです。界面活性剤は、洗濯したあとの衣服にも残っています。それを着ると、その成分が皮膚に付着します。界面活性剤は、皮膚表面(正確には細胞膜の成分に含まれる)の脂質と結合して、皮膚のバリア機能を破壊する効果を持っています。このバリア機能とは、簡単に言えば、私たちの皮膚にウイルスやカビ、細菌、花粉、ダニなどの有害物質が付着した時に、体内に入らないように皮膚がバリアの役目をしていることです。界面活性剤は、このバリアを破壊してしまうのです。

すると、本来防ぐことができるはずだった有害物質が、破壊されたバリアを通り抜けて、体内に侵入します。体内では、侵入したこれら有害物質を排除するために免疫機能が発動します。代表的な成分で言えば、免疫機能であるヒスタミンを分泌し、異物を排除しようとします。この過程で、炎症が起きるのです。アトピー体質の場合、免疫機能に異常がある場合が多く、体内に侵入した物質のアレルギー症状を引き起こすことがあります。そのため、合成洗剤を使用することを避けるべきなのです。

皮膚の炎症悪化が怖い?ステロイド薬品の効用と適切な使用タイミング

アトピー患者であれば、誰しも耳にしたことがあると思われるのが、ステロイドという薬です。非常に効果が強いというイメージを持たれていて、炎症を抑える薬として有名です。しかし、この薬には悪いイメージも多くあります。問題視されがちなのが、重大な副作用があると考えられていることです。さらに、急に使用をやめることは、人体に危険だとも言われています。

そうした背景があり、アトピーの症状がひどい人でも、ステロイドを使用することを断固拒否する人が多くいるのが現状です。また、そこまで強情ではなくとも、なんとなく怖いから使いたくないという人も多くいます。特に女性や子供の場合、使用を敬遠されることが多いようです。今回は、ステロイドの効果を説明するとともに、どんな場合に副作用に注意するべきなのかについて焦点を当てて、考えていきます。また、ステロイドには、外用と内服の2種類がありますが、問題視されがちなのは外用の方なので、ここでは、外用のステロイドに限っての説明になります。

まず、ステロイドという成分の概要から説明します。ステロイドとは、元来は、体内で作られる成分のことです。副腎と言われる部分でステロイドは生成されますが、正確には副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド)といいます。この成分には炎症を抑える機能と免疫を抑える機能が備わっています。これを人工的に作ってすぐに効くように改良したのが、私たちがよく軟膏などとして利用するステロイドです。

ステロイド外用薬は、その効果の強さによって5つの段階に分かれています。症状の具合や進行度合いによって、使われる薬の強さが変わります。加えて、どの部位に使用するかによっても強さが変わります。これは、皮膚の場所によって、吸収具合が違うからです。

効用についてですが、ステロイドの効用はアトピーを治すものではありません。これが一番多く誤解されていることですが、ステロイドを使用したからといって、アトピーが治ることはありません。治すためには、生活そのものを変えることが必要だからです。ステロイドの役割は、非常に強くなって手に負えないほどの炎症を強制的に落ち着かせるものです。そのため、非常に強い成分が含まれているのです。

では、ステロイド外用薬の副作用についてですが、ステロイドの副作用は体の一部に現れるものと、全身に現れるものの2種類があります。前者の場合、例えば、血管が浮き出るもうになったり、細菌感染のリスクが高まったりします。ステロイドの効果によって免疫機能が抑制されるためです。後者の場合、リバウンドを起こすことがあります。リバウンドとは、ステロイドを使っているときは、副腎皮質ホルモンを外部から取り入れているので問題ないのですが、ステロイドの使用をやめると、それまで、外から補給していたものを副腎で作らなければならなくなります。しかし、しばらくのあいだ、外部から補給していたので、副腎のホルモン生成機能は衰えています。そこで、突然外部からの供給が切れれば、体内のステロイドは急激に少なくなります。その結果、免疫機能が一気に落ちて、炎症が再発したり、合併症を引き起こしたりするのです。

ステロイドは確かに怖い薬かもしれません。しかし、正しい知識を持って利用すれば、辛い炎症をすぐに鎮めてくれるので、適切なタイミングと量を守れば、心強い薬でもあるのです。